今右衛門の色鍋島 ≪煌めく人間国宝の技と美、そのルーツ≫
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芸術の秋です!!
絵画鑑賞もいいけど、先日、兵庫陶芸美術館へ行ってきました。
色鍋島は、江戸期の佐賀、鍋島藩窯で、将軍家への献上品をはじめ、
幕閣、公家、諸大名らへの贈答品、藩の城内で用いるために作られた
最高級の色絵磁器で、熟練の優れた陶工たちを集め、徹底した分業体制の下で
厳正に管理し、精緻を極めた美しさと高い品格を目指した素晴らしい陶器です。
その色鍋島の伝統を今日まで継承してきたのが、今泉今右衛門家です。
工芸技術は今右衛門技術保存会に受け継がれ、芸術性は「吹墨」・「薄墨」・「吹重ね」
などの技法で現代の色鍋島を創作した十三代今右衛門や、「墨はじき」という伝統の
白抜き技法をメインに、色鍋島の新たな造形的魅力を追及している
人間国宝でもある二人の作品をはじめ十代、十一代、十二代の歴代今右衛門の
作品などが数多く展示されています。
写真では伝えきれない本当に見事な作品ばかりです。
リストをご覧になってください。
陶芸に興味のある方もない方も、ぜひご覧になってください。
ため息の出る美しさを堪能できますよ~!!