・ 家紋 ・
最近何だか不安定な天気が多いですが、いかがお過ごしでしょうか?
いつもかずのスタッフブログをご覧頂き、ありがとうございます。
突然ですが、皆様ご自身の家紋はご存知でしょうか?
本日は少し家紋についてお話を・・・
家紋は自分の家や名字を表す紋章として生まれました。
現在その数は241種、5000紋以上あるといわれています。
家紋の使用は鎌倉時代の武家社会から広がります。
戦場では旗、刀の鞘などあらゆる場所に家紋を描き、
自分の武勲の証明や敵味方の区別の為に使いました。
さながら武将の名札や名刺といったところでしょうか。
家紋を見れば氏素性が分かるほどに家名と強い関係を持つようになります。
そのため主君の家紋はもちろんのこと、他家の家紋を
無断使用することは出来ませんでした。
家紋が原因で争いになったとも記録されています。
ちなみに日本の五大家紋(鷹の羽紋・片喰紋・木瓜紋・藤紋・桐紋)を
ご紹介しておきます。
・鷹の羽紋・・・鷹の羽をモチーフにしたもので、鷹の羽紋の種類には
並び鷹の羽、違い鷹の羽などがあり、江戸時代に武士の間で
流行した家紋。
・片喰紋・・・片喰紋はカタバミをモチーフにした植物紋です。
子孫繁栄を願って作られた家紋。
・木瓜紋・・・瓜の切り口や瓜自体をモチーフにしたものとする説や、
鳥の巣とする説など由来が諸説ある家紋。
織田信長が使った「織田木瓜紋」もある。
・藤紋・・・藤紋は藤の花、藤の葉をモチーフにした家紋で、源流には
藤原家がある。現在では名前に“藤”のある苗字(佐藤・加藤・伊藤など)で
使われている家紋。
・桐紋・・・桐の花や桐の葉をモチーフにしたもので、皇室でも使われている家紋です。
豊臣秀吉が使った太閣紋(五七桐)も桐紋の一つです。
黒留袖、色留袖、喪服などのお着物にも必ず使用される「家紋」。
ご存知ない方はぜひこの機会にご自身の家紋を調べてみてはいかがですか。