帯の向こうに歴史が見える

いつもかずのスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。

かずのでは、毎月楽しい企画内容の催しで皆様に喜んでいただいておりますが

例年 この8月はお盆月ということで残念ながら催しはお休みとなっています。

そこで本日は、来月9月21日(木)から25日(月)の5日間にて開催されます

「秋のりんどう苑」の企画を少しご紹介します。

 

お着物好きの方なら、多くの方は「西陣織」というフレーズはご存知ではないでしょうか?

実は、今年2017年は この「西陣織」発祥550年と節目の年となっています。

今回は「西陣織発祥550年」を記念して、受け継がれてきた伝統の ”素材” ”組織” ”意匠”を

凝らした作品が一堂に集結した「京都西陣博」を予定しております。

 

日本最大の和装織物の産地である京都・西陣。

室町時代中期 、京都を舞台に[応仁の乱]が起こり、その戦火を避けるため織職人は地方へと逃れて

京の織物業は壊滅状態となりました。その後戦乱が治まり、京に戻ってきた織職人たちが、

山名宗全 率いる西軍の本陣跡あたりに住みつき、京の織物業を再開、復興させた。

この「西の陣の跡」が転じて『西陣』という呼称が生まれて、そこで生産される織物を「西陣織」と

呼ぶようになりました(1467年)。

 

素晴しい伝統文化「西陣織」を皆様にお伝えするべく 昨日、西陣の織元 ”西陣まいづる”さんへ見学に

行ってきたのですが、工房では若い女性が大変緻密な作業をされていて、思わず目を奪われました(@_@。

着物の歴史は日本の歴史です。ぜひ皆様にも世界に誇る「西陣織」の技術を味わっていただければ幸いです。

 

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