≪ポンペイ壁画展≫~兵庫県立美術館~
秋も深まってまいりました。芸術の秋、文化の秋ということで、先日兵庫県立美術館へ
「ポンペイの壁画展」を見に行ってきました。
兵庫県立美術館は、建築家・安藤忠雄氏の設計により2002年にHAT神戸に開館した
西日本最大級の美術館です。
小磯良平や金山平三、横尾忠則など兵庫ゆかりの作家を中心とした約9000点に及ぶ所蔵品を
順次常設展示されているので、見ごたえがあります。
さて、今回日伊高文樹立150年を記念して展示されているポンペイの壁画。
世界遺産に指されたポンペイとその近郊から出土した壁画を描かれた主題ごとに紹介しています。
西暦79年、ヴェスヴィオ火山の噴火により、一昼夜にして消滅してしまった古代都市。
火山灰が乾燥剤に似た役割を果たし奇跡的に保存されました。
展示されている壁画の数々は、とても色鮮やかで2000年前のものとは思えません。
赤とブルーが印象的で、個人の家や公共の建物もさまざまな美しい絵画で飾られていたことがわかります。
光あふれる地中海で人生を謳歌した古代ローマの人々の暮らしを追体験できました。
ぜひ、皆さんも美しい古代都市ポンペイに思いをはせてみてください。