加賀友禅のご案内
秋のりんどう苑にて加賀友禅の展示会がございます
平成26年9月24(木)~28(月)
加賀友禅のふるさと金沢は、いまなお加賀百万石の面影を色濃く残す
北陸を代表する都市です。
金沢の市街地に並行して犀川と浅野川という2本の川が流れています。
この2本の川で水が命である加賀友禅の糊や余分な染料を洗い落すための
友禅流しが行われます。
加賀友禅の歴史は約500年前の梅染という無地染から始まりましたが、
約300年前に宮崎友禅斎が京都から金沢に移り住んでから次々と友禅画風を
取り入れ現在の加賀友禅の基礎が確立されました。
加賀友禅は加賀五彩と云われる
藍・臙脂・黄土・草・古代紫 を基調とする多彩調です。
技法は京友禅が一般的に内側から外側にぼかしていくのに対し、逆に
外側から内側にぼかしていく特徴があります。
又、加賀友禅は最後まで染めだけで仕上げ、箔や刺繍はほとんど使用しないで
本染の趣を大切にしています。
加賀友禅は加賀百万石の武家文化の中で育ちました。
人間国宝に指定された「木村雨山」師を始め、多くの名工が生まれ その伝統は
現在多くの作家が精力的に創作活動をされています。
加賀友禅の制作工程
①構想 ⇒ ②図案 ⇒ ③下絵 ⇒ ④青花(トレース) ⇒ ⑤糊置き
⑥彩色(友禅) ⇒ ⑦蒸し ⇒ ⑧中埋め ⇒ ⑨地染め ⇒ ⑩友禅流し(水洗い)
⑪乾燥 ⇒ ⑫蒸し ⇒ ⑬証紙検査・発行 ⇒ ⑭完成 !!
③下絵 ⑤糊置き ⑥彩色 ⑧中埋め ⑨地染め ⑩友禅流し ⑭完成
☆9月24日から28日 かずので加賀友禅を体感して下さい☆