今年も観せます!!《シネマ歌舞伎》
★坂東三津五郎、煌めきの芸★
十世 坂東三津五郎は、折り目正しい芸風で、古典のみならず
復活狂言や新作にも積極的に取り組み、剛柔併せ持つ歌舞伎俳優
として活躍し、舞踊の名手としても多くの名舞台を残しました。
平成二十七年二月、惜しまれつつ逝去した彼の芸をシネマ歌舞伎で
観る事が出来ます。
中村勘三郎との名コンビによる『棒しばり』。
酒好きの次郎冠者と太郎冠者は、主人の留守中に盗み酒をしないよう
両手を縛られてしまうのですが、どうしても酒が呑みたい二人は、
協力して酒を呑みかわし、酒の肴にと踊り始め酒宴が盛り上がって
いくという楽しい舞踊です。
『喜撰』は、桜が咲く京都で、祇園の茶汲女お梶(中村時蔵)に
心を奪われた喜撰法師がお梶を口説くのですが、あっさり振られ
弟子の所化たちと賑やかに踊り、庵に帰って行くという粋で華やかな
舞踊です。
華やぎと笑い溢れる2本立て!! 2月13日から全国公開です。
兵庫県では神戸国際松竹で上映されます。料金は2100円。
三津五郎さんの至高の芸をぜひごらんになって下さい。