伝統芸能を鑑賞しましょう!!
《新春歌舞伎》
日本文化が身近に感じられる新春は、歌舞伎鑑賞にも絶好の季節です。
興業も多くこの一月は、東京4座・大阪1座の計5座で催されています。
歌舞伎座では、松本幸四郎と孫の金太郎が加藤清正と秀頼役で共演
「廓文章」くるわぶんしょうでは、夕霧役の坂東玉三郎が艶やかで華やかです。
浅草公会堂は若手中心で、尾上松也が「源氏店」げんじだなの与三郎、お富を
中村米吉が演じ、坂東己之助が「毛抜」の弾正と大役に向き合い奮闘しています。
国立劇場は、「小春穏沖津白浪」こはるなぎおきつしらなみの通し狂言で
尾上菊之助の小狐礼三が、正体を隠して廓で遊ぶ色男ぶりが水際立って美しく、
軽やかな身のこなしで狐の妖術を描きます。
新橋演舞場では、市川海老蔵が弁天小僧を妖しく退廃的な雰囲気を漂わせながら演じ
南郷力丸役の中村獅童が愛嬌をそえます。
大阪松竹座は、市川中車と片岡愛之助が落語が原典の喜劇「らくだ」での大阪弁の
掛け合いが楽しく初笑いを呼んでいます。
華やかな幕開けとなった新春歌舞伎、東西の俳優さん達の活躍が楽しみです。
今年も着物を着て観劇しまくります!皆さんもぜひお出かけ下さいネ